ARP

Masayasu Tsuboguchi

SOUNDS: Masayasu Tzboguchi

2015.06.30

坪口昌恭(東京ザヴィヌルバッハ):ジャズとエレクトロニクス、牧歌性と都会性、アバンギャルドとオーソドックス、冷静かつ大胆といった相反する要素を兼ね備え、希有のバランス(アンビバレンス)感覚を持ち味として、様々なライブやレコーディングに携わっている。主宰するエレクトロ・ジャズ・ユニット『東京ザヴィヌルバッハ』や、『dCprG』『菊地成孔DubSeptet』のメンバーとしても活躍中。音楽誌での連載や執筆多数。尚美学園大学/同大学院 Jazz分野 准教授。http://tzboguchi.com/

      

Hamlet On The Highway

  

Music by Masayasu Tzboguchi
Performed at G-ROKS, 2015/2/20
All parts were a real time performance and were not quantized.

Lead Synth

VCF Typeは愛用のVintage実機と同じII(Rev.2)にこだわった。VCOは1がノコギリ波、2が矩形波でOSC Sync On。RING MODを少し加えている。EGでRを上げややリリースを残している。VCO1のLFOは矩形波にし、Pitch Controlのサイン波と使い分ける。S/Hが効くようにS/H MixerでNoise Genとノコギリ波を上げ、クライマックスで使っている。LFO Freq(ビブラートのスピード)は75前後。

Lead-Synth画像

Kick

VCF Typeは最も太さの出るIを選び、VCF Freq(フィルター・カットオフ)を0、Resonanceを最大にして発振させ、それを音源とする。Transposeは2 Octaves Down。

Kick.画像

Snare

低め成分のあるPink Noiseを音源に使い、VCO1と2もほんの少し加えて芯を出す。VCF Freq & Resonance、Decay & Sustainの兼ね合いで音色を決め込んでゆく。VCF TypeはI、やや低めの音程にすることがポイント。

Snare画像

HiHat

White Noiseを使い、VCF Freqを高め、Resonanceは0、そしてハイパスフィルターHPF Cutoff Freqを最大にして高域成分にする。EGのDecayを変化させてOpen HHの感じを表現。Attackを上げるとリバースのような効果も出せる

HiHat画像

Cymbal SE

White Noiseを音源とし、VCF Resonanceを高め、HPF Cutoff Freqを中程にする。EGでReleaseを高め。S/Hが効くようにS/H MixerでNoise Genとノコギリ波を上げておき、Voltage Controlled FilterセクションでS/Hアサインを最大にする。この状態でVCF Freqを動かして変化を付ける。

Cymbal画像

Synth Bass

Lead Synthに似ているが、VCF Typeは最も太いIを選び、EGのDecay低め、Sustainが高め。Portamentoをほんの少し上げ、裏パネルのGate OutとTrig Inをパッチコードでつなぎレガート奏法を可能にしておく。Transposeは2 Octaves Down。

Synth-Bass画像

Scale SEQ

VCO1ノコギリ波のみを使い、VCF Freqを高め、Resonanceは0、そしてハイパスフィルターHPF Cutoff Freqを最大にして高域成分にする。EGでDecayは速めでReleaseは上げ気味。Voltage Controlled FilterセクションのKBD CVで高音でのきらびやかさを調節。VCF Typeは好みで良いと思う。

Scale-SEQ画像