Daft Punk “Robot Rock” 風オシレーターシンク・リフ
Daft Punk の“Robot Rock”のMVはまさにのちの彼らがアルバム”Random Access Memories”でプロデュースをオファーするジョルジオ・モロダーの70年代の世界観を具現化していますね。ロボットがギャラクティックなスペースサウンドの中でディスコを踊る…しかもそこにロックなイメージを加えているわけですが、ジョルジオや彼の参加していたイタロディスコユニット、ミューニック・マシーン等のアートワークを手がけていた長岡秀星のイラストレーションの世界がそのままMVになったような印象でした。その“Robot Rock”の中で何度も繰り返されるシンセリフはまさにARP Odysseyそのものですね。一発でわかる他のシンセではなかなか出せない力強いオシレーター・シンク感を思う存分発揮したサウンドを再現しました。サウンドのかなめはハードシンクさせたオシレーター2のピッチをエンベロープでいかにスイープさせるか、という部分にあります。ちょっとしたパラメーターの調整で大きくニュアンスが変わります。