ARP

Alex Martin

SOUNDS: Alex Martin

2015.12.23

スペインのエレクトロニック・ミュージック・シーンを中心に活躍する、バルセロナ出身のAlex Martin。ジャズ、テクノ、ブレイクビーツ、ヒップホップ、クラシックなどあらゆるジャンルの要素を含む彼の楽曲は、世界中の数多くのレーベルからリリースされている。

http://alexmartinmusic.bandcamp.com/

Credits:Alex Martin, Barcelona 2015.
Alex Martin aka @Oxident is a spanish Electronic Music producer with more than 20 years of career.
Meet him at https://twitter.com/oxident

Chime Lately

これはシンプルなサウンドですが、他社の人気シリーズのシンセ・ベースをエミュレートしてみたものです。ARP ODYSSEYは非常に似たサウンドを作ることもできます。ARP ODYSSEYは、色々なベース・サウンドに「太さ」を加えてくれるので大のお気に入りですね。Orbitalの『Chime』という曲を聴いてもらえれば、私のインスピレーションの源がお分かり頂けるかと思います。オシレーター・シンクと、オシレーターのフリケンシー設定は、このサウンドを適切に生成するのに非常に重要です。

CHIME-LATELY

Duo C64 Chordlead

1982年に発売されたコンピューター「コモドール64」に対する私の情熱は、私の親しい友人の間ではよく知られています。コモドール64は私にとって最初のシンセで、そのSIDチップは、自分でエレクトロニック・ミュージックを作りたがっていた子供の頃の私にとって、とても練習になるものでした。私はこのサウンドが出来上がった時、2台のコモドール64でこういうシンセパートを演奏できていたなと思い出し、自分オリジナルのスペース・シューティング・ゲームのイメージで、BGMのイントロや前半部分を作ってみました。すごく良くありませんか?このスプリット・サウンドを作り出すのに、ARP ODYSSEYのデュオフォニック機能を使用しています。LFOには矩形波を使って和音を作り出し、リード・サウンドにはARP ODYSSEYならではの特長的なノコギリ波を使用しています。

DUO-C64-CHORDLEAD

Ody Suitcase

私たちは猫好きだとあなたは言いましたか?このクールなサウンドは、ARP ODYSSEYで遊んでいる時に生まれました。私はこのサウンドのオーガニックなキャラクターに惚れ込みました。猫の鳴き声を古い12ビットのサンプラーでサンプリングしたものを鳴らしているみたいです。ADSRは“声”に近づけるためのイントネーションのために使っていて、またこのサウンドでもオシレーター・シンクはとても重要になっています。あなたの猫や犬でこれを試せば驚くでしょうね!

ODY-SUITCASE

Parrish Boogie

まず、もしあなたがエレクトロニック・ミュージックで踊るのが好きなら、MAN PARRISHの『BOOGIE DOWN BRONX』は聴いた方が良いでしょう。私はそのトラックが大好きで、この驚くべき破壊的なトラックのサウンドやベースに近づけようとトライしてみました。このパッチは、ARP ODYSSEYのノコギリ波の力強さを見せてくれますし、フィルターでサウンドを作り込めるのも非常に素晴らしいです。またADSRのエンベロープも一聴して気に入ってしまいますね。特にVCFのFREQのコントロールにADSRを使用できるのは非常に便利です。

PARRISH-BOOOGIE

Spine Phutufunk

このサウンドは既存の楽曲を真似たものではない、全く新しいサウンドです!ARP ODYSSEYを触っている間にこの複雑なベースとリード・サウンドが生まれました。このパッチではサンプル&ホールドがカギになります。また同様にリトル・タッチや、私が加えたリング・モジュレーション、矩形波とノコギリ波のコンビネーションもポイントです。この少年はファンクが好きなんでしょうね。

SPINE-PHUTUFUNK