ARP

Shingo Suzuki

INTERVIEW: Shingo Suzuki

ベーシストであり、キーボーディストであり、プロデューサーであり、トラックメイカーでもあるShingo Suzuki。グルーヴ感溢れるトラックのソロ作に加え、ヒップホップを中心としたクロスオーバーサウンドを聴かせる自身のバンドOvallとHipnotics、そしてCharaやさかいゆう、藤原さくら、Negiccoなど様々なアーティストのサポートベーシストやプロデューサーを務めるなど、肩書きを軽々と横断する八面六臂の活躍を見せている。
そんなShingo Suzukiは昨年から、自身の制作環境にARP ODYSSEYを導入。独特のビート感や音像を含む彼の曲に、ARP ODYSSEYのアナログシンセサウンドがどのように絡むのか、コメントを頂いた。

「今までの制作ではハード機のシンセサイザーはよく使っていましたが、デジタルシンセやプラグインのシンセがほとんどでした。 そして、純粋なアナログシンセへの憧れをずっと持っていました。

今回この完全復刻したARP ODYSSEYが出たと聞いた時にはときめきました!そして実際に手にして、使ってみると驚きの連続でした。

まずは音作りの面白さ。アナログシンセ独特の、ゼロからスタートする音作りは初めてだったのですが、マニュアルがあり、その通りに作っていくと使い慣れた、聞き覚えのある音が出来上がっていきます。そこからツマミをいじっていじって、新たに音が出来上がってくる。この楽しさがアナログシンセにありますね。音色作りが楽しく、曲作りの手前でストップしてしまうって。。このことなんですね。

僕は特にARP ODESSEYでシンセリードを使いますがその他、雰囲気としてのノイズ音やアンビエントの音を作って、楽曲に混ぜています。

割と深めのリバーブをかけて、楽曲に混ぜると、全体に奥行きが出てきます。

これからも楽曲作りに取り入れていこうと思っています!」

プロフィール

ベーシスト、キーボーディスト、プロデューサー、トラックメイカー。 2008年、Hocus Pocusなどが共鳴し参加した1stアルバムは、日本のみならずフランスやポルトガルのiTunes HIP-HOPチャートでTOP10入りするなど世界中で大ヒット。 その唯一無二のトラックメイキングは世界各国で話題になりYahoo!ニュースほか多数のメディアで「2008年最も驚きの新人アーティスト」として取り上げられる。 また、バンドOvall(オーバル)のリーダーとして、mabanua(Dr.)、関口シンゴ(Gt.)と共に活動。 Hocus Pocus、さかいゆう、青葉市子らが参加したアルバムは海外でもリリースされ国内外でロングヒットを記録。 FUJI ROCK、SUMMER SONIC、RISING SUNなど大型フェスにも出演を果たす。 さらにヒップホップユニットGAGLE × Ovallとしての活動などを経て不動の地位を築くも、2013年ソロ活動に注力する為に活動を休止。 その後、ソロ・プロジェクトHipnoticsを始動。 ベーシスト、プロデューサーとして矢野顕子、Chara、KREVA、PES(RIP SLYME)、さかいゆう、藤原さくら、福原美穂、Shing02、七尾旅人、ダイスケ、SALU、防弾少年団、PUNPEE、Kie Katagi(jizue)、KOJOE、Wouter Hamel、illa J、など様々なアーティストをサポート。 また、SONY、docomo(カンヌ国際広告祭で3部門入賞)、JR東海、ジョンソン、KOSE、NISSAY、ASICSのCM楽曲や、Music on TV、J-WAVEのジングル、TVアニメ「コンクリート・レボルティオ」挿入歌プロデュースなど多岐に渡るシーンで活躍中。

http://shingosuzuki.com/