1974年のCalifornia Jamでは、この曲の即興部分でARP Odyssey Rev1をフィーチャーしたJohn Lordによるソロを聴くことができます(853~)。ステージ上でリアルタイムに音を作りながら演奏するのも当時のアナログ・スタイルでした。
SOUNDS: Music by ARP Odyssey
2015.06.11ARP Odysseyが活躍している名曲を、映像とともにご紹介します。
Space Truckin (1974)
Deep Purple
Rocket Man (1972)
Elton John
アコースティック・ギターをフィーチャーしたメロウな曲の中間部で、柔らかな音色で使用しています(215~)。モジュレーションを駆使していない普通の音色でも、芯のある音色はOdyssey独特のものでしょう。
Doctor Who Theme (1980)
BBC Radiophonic Workshop
イギリスBBC制作の世界最長記録を持つSFテレビドラマ・シリーズ「ドクター・フー」のテーマ曲。映像は、このテーマ曲をどのように制作したかを解説する内容となっています。また、映像ではベース・ラインを別のシンセサイザーで作っていますが、実際にはARP Odysseyが使われています。また、リード音や効果音の制作にもARP Odyssey(映像ではRev3)が使われています。
Hymn (1982)
Ultravox
曲の後半(316~)から聴かれるシンセ・ソロでRev2と見られるARP Odysseyをフィーチャーしています。オシレーター・シンクを使った、まさにARP Odysseyらしさがよく出たサウンドです。
The Hand That Feeds (2005)
Nine Inch Nails
中間部から後半にかけてARP Odyssey Rev1を使用(138~)。中間部のソロ的部分ではリング・モジュレーターを使用した、これもARP Odysseyの機能を活用した音色が聴けます。
Inca Roads (1974)
Frank Zappa
アルバム『One Size Fits All』収録曲。イントロでGeorge DukeがARP Odyssey Rev1でノイズを使った効果音を出しています(004~)。なおARP Odysseyとは関係ありませんが、この曲でのパーカッション・パートのテクニックや異様なクレイアニメも見ものです。
Take The A Train
ARP Analog Synth Band
テレビ番組の映像。70年台にARPや他のシンセのデモンストレーターとして広く活躍したMike BrigidaとJohn Shykunによるパフォーマンスです。ARP Odyssey以外にもARP QuadraやARP Axxe、ARP Pro DGX、ARP Electronic Pianoなどのサウンドが聴ける貴重な映像です。
The Robots (1977)
Kraftwerk
PVで実際には演奏していませんが、Florian SchneiderのところにARP Odyssey Rev1がセットされています。
Gates of Steel (1980)
Devo
Devo初期の頃のライブ映像。キーボードのセットにARP Odyssey Rev3が見えます。
Are Friends Electric? (1979)
Gary Numan (Tubeway Army)
イギリスのテレビ番組の映像。Rev2と見られるARP Odysseyがセットされています。